瀬戸内海に面する四国・愛媛県は、日本屈指の気候の穏やかな場所。
空港はもちろん、本州としまなみ海道で結ばれていたり、九州からはフェリーも出ていたりと、アクセス面もとっても良好♪
今回は、そんな愛媛県が誇る日本一に迫っていきます!
柑橘王国愛媛の日本一!
愛媛県の「生産量日本一」と聞いて、皆さんなら何を想像されますか?
まずは『フルーツ大国・えひめ』としての素顔に着目!
かんきつ収穫量の全国一
みかん+中晩柑類を合わせた収穫量で愛媛県は日本一!
255,500tと和歌山より1割程度多く、全国シェアは20%です。
それでは愛媛県が日本一の収穫量を誇る品種をその収穫量と全国でのシェア率とともに紹介していきます。
いよかん
2018年の生産量が26,293.7tでシェア92.3%
河内晩柑(かわちばんかん)
2018年の生産量が6,628.1tでシェア68.0%
その黄色い見た目から和製グレープフルーツと言われていて、苦味は少なくさっぱりとした甘みのある味が特徴。
ポンカン
2018年の生産量が6,589.3tでシェア35.7%
せとか
2018年の生産量が3,660.7tでシェア68.9%
紅まどんな
2018年の生産量が3,283.1tでシェア100.0%
みかんの品種の一つでリッチな食感と甘みの高級柑橘として知られる高級品です。
甘平
2018年の生産量が1,760.2tでシェア100.0%
愛媛県のオリジナル品種、薄皮で食べやすいのが特徴でお値段が高めの高級品種。
カラマンダリン
2018年の生産量が1,515.1tでシェア64.0%
甘みが強い品種です!
ブラッドオレンジ
2018年の生産量が258.8 tでシェア93.9%
イタリア原産の身が赤いのが特徴の品種でジュースの原料となることが多い。
天草
2018年の生産量が234.5 tでシェア49.4%
甘みと酸味のバランスの良い味わいで人気、皮が少し剥きにくいのでオレンジのようにカットして食べられることが多い。
ライム
2018年の生産量が3.4 tでシェア97.1%
国内で流通しているものはほぼ輸入物ですが、国産ライムはほぼ愛媛産で高級品!
この他にもアンコール、マリヒメ、タマミ、弓削瓢柑、アマカ、ヒメノツキなど多くの品種でシェア日本一となっています。
そしてこれらかんきつ類の合計の収穫量は、愛媛県産は年間222,887t・全国19%のシェア。
なんと41年連続の日本一に輝いています!
みかんは…?
そこで気になるみかん(温州みかん)の生産量は
1位 和歌山県 168900t
2位 愛媛県 137800t
3位 静岡県 121800t
で全国第二位なんです。
そう言えば愛媛と言えば、空港にはみかんジュースの蛇口があったり。そして何と言ってもponジュース!
と”みかん”のイメージがとても強いのでびっくりですよね。
ですが愛媛県は中晩柑類(温州みかん以外の柑橘の総称)では日本一です。
中晩柑類とは先ほど紹介したように温州みかん以外の柑橘類で『はっさく』、『デコポン』、『金柑(きんかん)』など、他に『レモン』も含まれます。
愛媛の一次産業日本一
キウイの生産量日本一
2019年の生産量が6,000 tでシェア23.7%で日本一!
瀬戸内の温暖な気候が育む、豊かな甘みのフルーツたちは、老若男女問わず親しまれる、いわば愛媛の顔ですよね。
養殖まだい日本一
2019年の生産量が35,350t・シェア56.7%で日本一!
愛媛県のご当地料理には、みなさんご存知『鯛めし』がありますよね!
特に宇和島の鯛めしは農林水産省の「郷土料理百選」に選ばれた愛媛の郷土料理です。
養殖しまあじ日本一
2019年の生産量が1,969t・シェア44.7%で日本一!
真珠
2018年の生産量が7,830kg・シェア41.7%で日本一!
生産量が10年連続全国1位で高い完成度で有名です。
と、柑橘以外にも色々な日本一があります!
日本一の製造業!
とりわけ西条市のような、地下水に恵まれた「水の都」が県内にあるように、愛媛県は古くからきれいな水の恩恵を受けている地域。
そんな愛媛県だからこそ成り立ってきた産業と名産品をご紹介!
タオルの生産日本一
2018年の出荷額は295億円・シェア62.9%で日本一。
もはや『今治タオル』は、日本全国のみならず、海外からも確かな信頼を勝ち得ている、愛媛県が世界に誇るブランド。
不純物が非常に少ない川の伏流水を用いるからこそ、色の表現・綿本来の柔らかさが際立つのだとか。
紙
紙製品にもいろいろありますが、祝儀用品・障子紙・書道用紙・紙製衛生用品(おむつや生理用品等)など様々な種類の紙製品が全国一位の出荷額を誇っています。
それらの大部分が、愛媛県東端部に位置している四国中央市で生産されています。
日本一の文化・記録!
メジャーなものから、生活に関するものまで、愛媛県の日本一をご紹介!
日本一古くからある温泉
松山市の道後温泉は、古事記や万葉集にもその名が記された、3000年の歴史をもつ日本最古の名湯です。
愛媛県の旧国名、伊予(いよ)国も、「いい湯」が語源だと言われています。
日本一細長い半島
四国の最西端に伸びる八幡浜市から伊方町におよぶ、最小幅がわずか800mしかないという佐田岬半島(さだみさきはんとう)は、全長約50kmの細長〜い半島。
宇和海を見下ろすドライブやサイクリングにぴったりです!
日本一短い通勤・通学時間
1週間全体での平均時間は20分で、日本最短。
県庁所在地の松山市に限れば、ショッピングセンターや病院までの距離の短さ、民営賃貸住宅の安さ、余暇時間の長さまでもが日本一!
安住を求めるなら、愛媛県に限る!?
日本一長い流しそうめん
西予市で2016年に行われた「世界一流しそうめんチャレンジ!」で、高低差130m、総延長3.5kmにもなるコースを、そうめん3玉が駆け抜けました。
ゴールに到達するまで2時間を要したそう。
その前年2015年、徳島県三好市東祖谷の落合集落で、流しそうめんの総延長3.25km、高低差265mのがという記録が打ち立てられましたが、その記録を更新し日本一どこか世界一になりました。
この先またどこかで記録の更新がされそうな気も・・・。
日本一長い名前の小学校・中学校
愛媛県と高知県にまたがっているという、そもそも珍しい小中併設校なのですが、それぞれ
高知県 宿毛市 愛媛県南宇和郡 愛南町 篠山小中学校組合立 篠山小(中)学校
(こうちけん すくもし えひめけんみなみうわぐん あいなんちょう ささやましょうがっこうくみありつ ささやましょうがっこう)
といい、漢字で書くと30文字という驚異の長さに!
2021年の児童・生徒数が16名、生徒数は年々減ってきているのだそうです。
まとめ
いかがでしたか?
食べてよし、使ってよし、行ってよしな愛媛県の日本一のご紹介でした。
ぜひ皆さんも、愛媛県が誇る名産品や風景の素晴らしさに触れてみてください!