近年、知名度ランキングや魅力度ランキングで微妙な順位で逆の意味でクローズアップされがちな群馬県。
「心にググッと群馬県」という県のキャッチフレーズの通り、実は群馬県には歴史ある日本一が数多くあるんですよ。
ここでは群馬県の様々な日本一から隠れた魅力を探っていきたいと思います。
目次
群馬の農産物日本一!
コンニャクイモの生産量日本一
2017年・群馬県のこんにゃく芋の生産量が59,700t、シェアは92.3%で日本一!
ちなみに2位の栃木県は1820t(2.8%)で文句なしのぶっちぎりです。
群馬には『こんにゃくパーク』というこんにゃく手作り体験教室、工場見学などが楽しめる体験施設があるほど。
世界遺産の富岡製糸場にも近いので群馬観光する際はぜひコースに加えて見てほしいですね。
キャベツの生産量が日本一
2019年・群馬県のキャベツの生産量は275300t・シェア18.7%で日本一です。
近年は群馬県の1位が続いているものの、2位の千葉県と僅かの差で競っている状態です。
(2019年・千葉県のキャベツの生産量は268600t・シェア18.25%)
モロヘイヤの生産量日本一!
2018年の生産量が357tで全国の28.2%のシェア。
2位の沖縄県(168t)の2倍以上の生産量となっています。
枝豆の生産量が日本一
2018年の生産量が6,420tでシェア10.1%で日本一!
しかし2位以下と僅差で年によって北海道、千葉、埼玉が1位になることも。
ほうれんそうの出荷量が日本一
2020年の生産量が20,500tで初めて出荷量日本一になりました。
これまでは千葉や埼玉が1位でしたがその2県の出荷が落ち込んだことも影響しているようです。
群馬県ではこの他にナスやごぼうなどもたくさん生産されています!
日本一のシルクの里・富岡製糸場
群馬県といえばやっぱり「絹」ですね。
群馬県の養蚕の歴史は古く、記録に残っているだけでも奈良時代から行われていました。
正倉院には西暦752年に群馬県から朝廷に献納されたあしぎぬと呼ばれる絹織物の一種が今でも保存されています。
江戸時代の中期頃からは養蚕がさらに盛んになり、明治5年には富岡市に富岡製糸場が日本初の本格的な官製器械製糸工場として設立されました。
富岡製糸場は2014年に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成遺産として世界遺産に登録されたことで有名ですね。
それでは、絹にまつわる群馬県の日本一です。
養蚕農家数が日本一
全国に養蚕農家が368軒ありましたが、そのうち133 戸(37.2%)が群馬県にありました(平成27年)
繭の収穫量が日本一
2019年の繭の生産量は34.1tでシェア36.9%で日本一!
そして繭から作られる生糸の生産量ももちろん日本一です。
温泉の東の大関
もう一つの群馬県の観光スポットといえば、温泉です。
群馬県は「関東一の温泉大国」と呼ばれ、草津温泉をはじめとして伊香保温泉、四万温泉、万座温泉など皆さんが一度は耳にしたことがあるであろう温泉が数多くあります。
群馬県内の温泉の数は180以上、宿泊できる温泉宿は100以上にのぼります。
中でも草津温泉と万座温泉にある日本一をご紹介したいと思います。
自噴湧出量日本一
「日本三大名泉」に数えられる草津温泉ですが、自噴湧出量が毎分32,300リットル以上で日本一となっています。
自噴湧出量とはポンプ等を使わずに湧き出てくる自噴量、掘削した量、ポンプなどで汲み上げている量は含めない量です。
天然で湧き出るお湯が多い!ということですね。
また、草津温泉は観光経済新聞社主催の「にっぽんの温泉100選」で2003年度から10年連続の1位となっています。その他の温泉ランキングでも常に上位にランクインしている常連です。
標高日本一の万座温泉
万座温泉は標高1800mにあり、通年営業の温泉街としては岐阜県の濁河温泉とともに日本一となっています。
また、万座温泉は硫黄成分の含有量でも日本一です。
硫黄成分を多く含む硫黄泉は高血圧や動脈硬化に効果があるといわれていますので、気になる方はぜひ足を運んでみて下さいね。
群馬県は日本一の車社会
群馬県は日本一の車社会ともいわれ、自動車にまつわる日本一が数多くあります。
なんと眼鏡のドライブスルーが世界で初めて群馬県にできたほどです。
運転免許の保有者数が日本一
2016年運転免許保有率は72%で日本一!
(全国平均64.8%)
バス通勤・通学率が日本一低い
一番高い神奈川県が17.2%に対し群馬県は1.04%と圧倒的に少ないです。
(2010年国勢調査調べ)
これらのデータから群馬県は山の多い土地で公共交通機関があまり充実しておらず、自動車通勤が多いということが伺えます。
私設の博物館としては日本一の来館者数
そんな車に関する観光スポットの伊香保温泉近郊にある「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」。
この博物館の来館者数は毎年40万人以上で私設の博物館では日本一です!
内容はというとスポーツカーから軽自動車までファンにはたまらないクラシックカーが多数展示しています。
また、昔懐かしいおもちゃを展示したおもちゃの博物館も併設していますので、家族で楽しむことができるんです。
こんな生産品が日本一!?
だるま
群馬といえば『高崎だるま』が有名です。
だるまの生産個数が毎年約90万個(公称値で実際は・・・との声も)とも年間160万個とも言われる群馬県。
(高崎にある「群馬県達磨製造協同組合」でも把握できていないのだそう)
実際の生産個数は定かではないものの、日本一である事は間違いない!と地元のみならず、他の生産地でもいわれています。
ウクレレ
ちょっと意外ですがウクレレも群馬県が生産量日本一と言われています。
1919年創業の国産ウクレレ専門店『KIWAYA』の”Famous”というウクレレが国内シェア1位なのだそですが、それが群馬県前橋市にある三ッ葉楽器で作られているということから。
そしてその全国シェア率はシェア70%なのだとか!?
正確なリソースはありませんが、おそらく間違いないと思われます。
まとめ
いかがでしたか、印象が薄いとみられがちな群馬県ですが数多くの日本一があります。
その中でも土地にまつわる免許と通勤・通学に関する日本一は『なるほど』という感じでした。
温泉旅行がてらそのあたりを確かめにいってみたいものです!