高知県は四国四県の中で面積が最も大きく坂本竜馬が生まれ育った町として有名な県ですね。
閉鎖的な地理が作用して個性が強いとも言われる高知県、ここではそんな高知県について”知られざる日本一”から”みんなご存知の日本一”までまるごとご紹介していきますね。
目次
日本一、高知県の産物
気候が温暖で豊かな水源に恵まれている高知県では農業も盛んで、生産量が日本一の野菜や果物が沢山あります。
なすの生産量日本一
2019年の生産量40,800t・シェア14.36%で日本一。
高知県においてナスはハウス栽培でほぼ1年中つくられていますが、特に11月から6月に収穫される「冬春ナス」の出荷量が多く有名です!
ショウガの生産量日本一
2019年の生産量19,600t・シェア42.2%で日本一。
2位の熊本県が5,150t・11.1%ですのでダントツの生産量ですね。
高知の暖かい気候、そして四万十川、仁淀川、物部川などのきれいな川の水で良質な生姜が採れるのです。
ミョウガの生産量日本一
2019年の生産量4885t・シェア90.7%で日本一。
2位の奈良県が138t・2.6%ですのでこちらもダントツの生産量。
ナス栽培と同様にみょうがもハウス栽培で、ほぼ1年中つくられていて、佐川町・須崎市が名産地となっています。
にらの生産量日本一
2019年の生産量14,500t・シェア24.9%で日本一。
ご当地グルメの「香南ニラ塩焼きそば」にも使われています。
高知は香南市のB級グルメ、にら塩焼きそば。ここのお店「廣末屋」さんは、大泉洋さんがかつて番組ロケに訪れた所やったらしいです。てんこ盛りのニラ。後半はレモン汁をかけていただきました。今日は、食い倒れやわ。 pic.twitter.com/S62UEf4VFS
— けん棒 (@baoh_ken) November 10, 2016
ししとうの生産量日本一
2018年の生産量2,900t・シェア39.90%で日本一。
ナス科のトウガラシの甘味種で植物学的にはピーマンと同種なの知っていましたか?
生産の中心は南国市、ししとうのキムチなんていう商品もあるみたい!
柚子の生産量日本一
2018年の生産量11,111.5t・シェア52.8%で日本一。
柚子は植えてから収穫できるようになるまで早くても10年ほどの月日がかかるのですが、実生するとその寿命は長く、100年以上収穫できることも。
ブンタンの生産量日本一
2018年の生産量10,933.9t・シェア95.1%で日本一。
おもに1月~4月(屋外栽培)、10月~12月(ハウス栽培)で作られています。
皮も甘く煮たザボン漬けにしたりマーマレードなどにしたりすると美味しい!
この他に田熊スダチ(直七)、餅柚は高知県産が全国シェア100%(日本一)となっています。
高知といえばカツオ・・・?
みなさんもご存知、高知といえばカツオのイメージがあると思います。
高知の名物といえばかつおのたたき!
そんなかつおの消費量は県民一人当たり年間5.82柵で日本一。
(2位の福島県は2.77柵)
ですが漁獲量は日本一静岡県で高知ではないんですよ。
備長炭の生産量日本一
2016年白炭の生産量は1,186.3tシェア37.9%で日本一!
ですが年々和歌山県の生産は落ちていく中、高知県は生産を伸ばして2015年ついに高知県が生産量は1225tで日本一になりました。
自然の日本一
高知県には自然が多く、心身ともに癒される観光スポットがたくさんありますので、観光の際はぜひ訪れてみてくださいね。
森林率が日本一
県土における森林が占める割合はなんと約84%もあり、47都道府県中最も高い割合となっています。
そのため林業も盛んで、林業に就きたい方の移住応援など支援体制も整っています。
日本一美しい川
高知県を流れる「仁淀川」は吉野川・四万十川に次ぐ四国第三の河川で、とても透明度が高く「仁淀ブルー」といわれる真っ青な水が特徴的です。
「河川の水質日本一」に何度も選ばれている常連です。
また「水辺利用率」も日本一で、遊覧船やカヌー体験、釣りなど様々な川遊びをすることができ、地元の人や観光客の方がたくさん訪れます。
降水量が日本一
高知県はとても雨の多い県です。
2020年の年間降水量が3,238.5㎜で日本一。
もちろんその年によりも違うことで時に首位を譲る年もあるものの日本一の常連ということで”日本一雨の多い県”と言えるのではないでしょうか?
また、2011年7月19日には馬路村で一日の降水量が851.5㎜となり観測史上最多記録となっています。
暑さの日本一
2013年8月12日四万十市で41℃を記録し日本一の暑さとなりました。
これに伴い地元の商工会議所が中心となって「41℃プロジェクト」を立ち上げ、日本一暑い町のPRに力を入れています。
日本一大きな杉
大豊町八坂神社の境内には国の特別天然記念物に指定されている「杉の大杉」といわれる日本一大きな杉があります。
その歴史は古く、スサノオノミコトが植えたとも言い伝えられています。
樹齢はなんと3,000年!南大杉と北大杉の二つの杉が根元で合着して生えていることから夫婦杉とも言われています。
南大杉は根回り20m高さ60m、北大杉は根回り16.5m高さ57mもあるんです。
最高気温日本一
最高気温日本一の記録を持つのが、高知県の江川崎地点(四万十市北部にある地域)で2013年8月12日に観測された41.0 ℃
二位以下が0.1度刻みなのでこの記録がいつ破られてしまうのか・・・興味深いですね!
医療の日本一
高知県は人口に対する病床数や医療従事者の数がとても多く、安心して暮らせる県です。
以下は医療関係で高知県が日本一になっている統計です。
- 病院数(人口10万人当たり):16.09軒
- 療養病床数(人口100人当たり):0.91床
- 介護療養型医療施設病床数(65歳以上人口100人当たり):0.85床
- 言語聴覚士数(人口10万人当たり):37.9人
- 臨床検査技師数(人口10万人当たり):82.77人
- 理学療法士数(人口10万人当たり):216.68人
- 作業療法士数(人口10万人当たり):102.91人
- 看護師数(人口1000人当たり):18.46人
高知県の日本一まとめ
いかがでしたでしょうか?
太平洋側に位置する高知県は農産物にその影響が色濃くでていましたね?
大自然に囲まれていて美味しい食べ物がたくさんある高知県、。