九州の南方に位置する宮崎県、温暖な気候に恵まれた土地は、日本でも有数の農業県です。
暖かい地域の人らしく県民性ものんびりポジティブ。「どうにかなるさ~」と楽天的でお酒好きです。
そんな「日本のひなた」宮崎県には、どんな日本一があるのでしょうか?こちらをご覧下さい!
日本一の生産量
日向夏
2018年、日向夏の生産量が3,121.7t・シェア54.3%で日本一!
日向夏は宮崎原産の柑橘類なんですよ。
爽やかな酸味が特徴で、厚い内皮も食べられます。
きんかん
2018年、きんかんの生産量が2,443.4(t・シェア70.4%で日本一!
宮崎の完熟キンカン「たまたま」はとっても甘くて美味です。
この他に、ヘイベイズ、早香、ノバ、南風、南香といった柑橘類も生産量日本一です!
ライチの生産量が日本一
2018年、ライチの生産量が9.8t・シェア67.1%で日本一!
現在国内市場に出回っているもののほとんどは東南アジア産、しかし宮崎のライチは香り・甘み・酸味の調和が高いレベルで取れていて濃厚で美味しいと評判です。
きゅうり
2019年、きゅうりの生産量が63,100t・シェア11.5%で日本一!
ブランドきゅうりである『ワンタッチ』が有名で、その名の由来は産地できゅうりに触れるのは収穫時の1回のみということから。
スイートピー生産量
2014年宮崎のスイートピーの出荷量は36500千本・シェア54%で日本一!
↑は若干古いデータになりますが令和の現在でも日本一をキープしています。
温暖で年間の日照時間がとても長い宮崎県はスイートピーの生育に適していて、宮崎県のオリジナル品種も数多くあります。
ブロイラー(鶏)
2019年のブロイラー出荷量が28,236千羽・シェア20.4%で日本一!
「宮崎地頭鶏(みやざきじとっこ)」は、うまみ成分たっぷりの地鶏で、焼き鳥が絶品です。
宮崎のチキン南蛮も絶品ですよね!
宮崎牛
過去、口蹄疫に見舞われ大量の牛を殺処分するなど大変な目にも遭った宮崎牛。
しかし2017年、和牛のオリンピックと言われる「第11回全国和牛能力共進会」において内閣総理大臣賞を3大会連続受賞しています。
生産地、高千穂町や都城市のふるさと納税の返礼品としても人気ですよ!
ムロアジの漁獲量日本一
2019年のムロアジ漁獲量が6,107t・シェア36.4%で日本一!
マアジに比べ鮮度が落ちやすいので干物や削り節にされることが多く、料理を満喫できるのは地元の方がほとんどなんです。
マカジキの漁獲量日本一
2019年のムロアジ漁獲量が582t・シェア29.7%で日本一!
刺身、煮付け、焼きなどどんな調理方法でも食べやすいマカジキ、流通量は少なく高級なので、もし目にしたら一度手にとって頂いてみてはいかがでしょうか!?
この他、ビンチョウ(ビンナガ)マグロも漁獲量が多く、例年高知と一位争いをするほど!
(2019年)1位高知 5,744 (t) 18.9%・2位宮崎 5,679 (t) 18.7%
杉(スギ)の生産量
2020年生産量は173万9000立方メートル・シェア14.8%で日本一!
なんと平成3年から25年連続で日本一に輝いています。
宮崎県は有数の針葉樹の森があり、植林も盛んにおこなわれているんです。
医療機器に関する日本一
宮崎は世界トップクラスの医療機器メーカーが集積しています。
- 人工腎臓国内シェア1位
- 血管用カテーテル国内シェア1位
そのほか、人工心肺、人工透析用留置針、ウィルス除去フィルターなど医療になくてはならない精密機器が作られています。
焼酎生産量
2018年の焼酎生産量は154,540kl・シェア34.5%で日本一!
宮崎県は平成27年度にお隣の鹿児島県を抜いて日本一になりました、そこから続けて1位を記録しています。
ちなみに2位の鹿児島県は125,794klでシェアが28.1%(2018年)と僅差、今後どうなるかは・・・!?
日本一の自然
「神が住まう」高千穂峡
高千穂峡は国の天然記念物指定でもある貴重な名勝です。
「日向信仰」の舞台でもあり神々の里ともいわれ、神楽神社や高千穂神社が有名です。
阿蘇山から流れ出た溶岩によって作られた断崖の渓谷は神秘的な光景が広がります。
綾の照葉大吊橋
綾の照葉大吊橋は綾川渓谷がみられる歩道つり橋です。高さ142m、長さは250mあり世界最大級のつり橋です。
ユネスコに登録された綾の照葉樹が眼下に広がり、まるで山の上を歩いているような光景が広がります。
天然記念物の数日本一
山口県が38件となり単独1位になってしまいました。
国指定の天然記念物の数が37件で山口県と並び日本一です。
代表的なものは、青島の亜熱帯性植物群落・都井岬のソテツ自生地・カモシカ・内海のヤッコソウ発生地など。
高千穂峡も国の名勝及び天然記念物として指定されています。
日本一の文化・記録
日本一のイルミネーションリース
2015年、小林市で作られた巨大3Dイルミネーションリースは、直径が5mもあり日本一の大きさを誇りました。
赤いリボンがかわいいリースは重量に耐えるため鉄鋼で作られ、イルミネーション電球は5000球を使用しました。
日本最古の無筋コンクリート造り灯台
日南市大島にある鞍埼(くらさき)灯台は、1884年に点灯しました。
無筋コンクリート造り灯台としては日本最古の灯台で、平成20年度に「近代産業遺産」に指定されました。
スポーツに関する宮崎県の日本一
宮崎といえば・・・キャンプ地のイメージ、それが原因かはわかりませんが宮崎県民はスポーツマンが多いようです。
- スポーツ活動率日本一
- スポーツ用品店の数日本一
- Jリーグキャンプ受け入れチーム数日本一
1~3月にはJリーグの約20チームが宮崎でキャンプを実施します。
プロ野球チームのキャンプ地としても沖縄に次いでよく使われている事は有名ですよね!
その他にも日本一が!
日本一物価が安い
以前は物価の日本一安い宮崎県でしたが、現在は3位となっています(平成28年データ)。
平成23年度小売物価統計調査において『衣・食・住』を調査したものです。
食料自給率の高さからかくるものでしょうか?給与水準も関係してくることもあり、この日本一がそのまま住み易さに繋がる訳ではないかもしれません。
日本一通勤・通学時間が短い
一日当たりの通勤通学時間が平均20分で最も短い。ちなみに趣味に使う時間も短いようです。
日本一老人ホームが多い
人口10万人あたりに対する老人ホーム数98.7カ所と全国最多です。
まとめ
こうしてみると美味しい、そして楽しく過ごせそうな日本一が多いですね。
東国原知事の「どげんかせんといかん!」で一躍名を広めた宮崎県。
暖かい気候からか農業が盛んなことに加え、神話に深く関係する土地が多かったり、先進医療機器の企業が集積していたり、いろいろな顔を持っていることがわかりました。
皆さんも、宮崎旅行の際には参考にしてみてください♪