岩手

岩手県の日本一を紹介!!!!

先の大震災にも負けず復興に人間力を発揮する岩手県。

日本第2位の面積を誇る県内は山の自然も海の自然もとっても豊かなほか、石川啄木や宮沢賢治の出身地としても有名ですよね。

そんな岩手県に潜む「日本一」はどんなものがあるのでしょうか?!岩手の日本一を調べてみました。

日本一の生産業!

リンドウ

2017年で49,700千本、シェアが57.2%となっています。

リンドウは日当たりのよい草原に野生する植物で、特に岩手の安代りんどうは全国的にとても有名です。

そして2位以下の生産地も秋田、山形、福島と東北に集中しているんですよ。

木炭

生産量が2018年で2,682t、シェア30.7%となっています。

石油やガスが普及する以前は全国の90%をシェアしていました。

豊かな森林を持つ岩手県には特に木炭となるナラやクヌギが沢山採れることから、木炭作りが盛んになりました。

その歴史は古く、約900年前の平安時代から作られていたと言われています。

ワカメ

2018年の養殖ワカメ生産量は18220t、全国シェア4割弱で1位でしたが、2019年は仙台に次ぐ2位(12,647t、シェア28%)になってしまいました。

岩手はワカメの養殖が盛んなのも有名です。

三陸沿岸でとれたワカメは、肉厚で食感もシャキシャキで美味しいですよね♪

ホップ

2019年の生産量が102t、シェアが50.2%です。

ビールの材料となるホップ。原産地は西アジアですが、涼しい気候の岩手県はホップ栽培にとても適した環境なのです。

ホップ作りが盛んな遠野市では「遠野ホップ収穫祭」というビールのお祭りがあるんですよ♪

しかしホップは生産者の高齢化や後継者不足により国内のホップ農家が減少し、年々生産量が減少してきているという現実も・・・(汗)

あわび

2019年、年間生産量145tで全国の17.5%のシェアです。

アワビはワカメを餌にするそうなので、わかめの豊富な岩手県はアワビの育成にも適しているのかも。

「あまちゃん」で舞台になった伝統の素潜り漁も有名ですね。

生うるし

2020年、年間生産量1488kgで全国の74.5%%のシェアです。

漆器は、値段が高いというイメージがありますが、熱や湿気、酸、アルカリにも強く、抗菌効果があるのでとても良いんですよ!

 

日本一の自然


日本一の透明度。龍泉洞の地底湖
龍泉洞は、日本三大鍾乳洞で国の天然記念物にも指定されています。
中にある地底湖は透明度41.5mで日本一です。7つある地底湖のうち第3地底湖は水深98m、第4地底湖はなんと水深120m以上!
ライトアップされた洞窟内は美しく神秘的な空間が広がっていますよ。

日本最長の安家洞

岩手には日本一の鍾乳洞がもう一つあるんです。
下閉伊郡にある安家洞は総延長23,702mもある日本一長い鍾乳洞です。
しかもいまだに全貌がわかっていないので、調査が進めばまだまだ延びる可能性があります。
夏に行くと、一緒に蛍も楽しめる絶好の観光スポットです♪

観測史上最大の津波の高さを記録

東日本大震災で甚大な被害をもたらした津波ですが、全国5400カ所を調べたデータから岩手県の宮古市重茂(おもえ)半島で観測史上最大の40.4mに達していたことがわかりました。
40mはおよそオフィスビル10階建ての高さです。10階建てのビルが飲み込まれるほどの海水の壁を想像すると、いかに恐ろしい高さだったのかがわかりますね。

日本一の文化や記録

日本一の民間農場

「小岩井コーヒー」はコンビニなどで見かけるお馴染みの商品ですよね。
この小岩井農場は、民間の総合農場としては日本一の規模を誇ります。

小岩井農場はバターやチーズなどの乳製品の販売のほか、観光地としても楽しめるスポットとなっています。雪像とかまくらの並ぶ「岩手雪まつり」も小岩井農場で開催されているんですよ。

中華麺の年間購入量

1世帯あたり約11.5kg、(2017〜2019年平均)で全国一位となっています。

岩手といえば冷麺が有名ですが、このデータと関係あるかは不明…(笑)

県立病院の数

令和2年度で20病院あり全国一位!

公的医療体制が充実しているということですね。

日本一の南部鉄器の町

岩手といえば南部鉄器
南部鉄器は盛岡市・奥州市で作られる鋳物の鉄器のことで、国の伝統工芸品にも指定されています。

茶釜や鉄瓶、南部風鈴が有名ですね。
生産地の奥州には高さ4.65m・重さ1.8tの日本一大きい鉄瓶が駅前にドーンと置いてあります。
南部鉄器で作られた象印の「極め羽釜」という炊飯器は、日本で最も高価な炊飯器として話題になりました。

全国唯一の琥珀加工産地

久慈市には日本で唯一の琥珀加工地があります。

久慈で採れる琥珀はなんと8500万年前の白亜紀のもの、これは琥珀の世界三大産地の中で最古のものだそうです。

琥珀といえば中に取り込まれた昆虫の化石が有名ですが、久慈琥珀からも多くの昆虫化石が発掘されました。この化石は「久慈琥珀博物館」で見ることができます。

日本一の前沢牛!

和牛というと西の「松坂牛」や「神戸牛」が有名ですが、岩手の前沢牛は「牛枝肉コンテスト」で平成2年から5年まで名誉賞を獲得し、日本一の肉質の座に君臨しました。

まさに「東の横綱」の異名にふさわしいブランド牛です。

まとめ

全国2位の広さを誇る岩手県は海、山と自然が豊かな事からくる日本一が多い印象ですね。

そして岩手といえば麺グルメの宝庫でもあります。

コシの強さがたまらない「盛岡冷麺」は、岩手に行ったら絶対押さえておきたい冷麺だし、どんどんじゃんじゃん食べる「わんこそば」もいっときたい。中華っぽいもちもち麺の「じゃじゃ麺」もいいですよね~。

盛岡冷麺・わんこそば・じゃじゃ麺の3つを合わせて盛岡三大麺と言うそうです。

皆さんも岩手に行ったら色んな「日本一」のものに触れつつ、三大麺も堪能してくださいね♪