桜島とせごどん(西郷どん)の国、鹿児島県。
おおらかで懐の深い県民性が魅力の鹿児島県には、「日本一」のものがたくさん隠れていました!
鹿児島県の、農業や漁業、自然、記録の「日本一」をご紹介します。
目次
鹿児島県の水産業日本一
一般漁業のほか、養殖業が盛んな鹿児島では多くの魚種で日本一になっています。
ミナミマグロの漁獲量日本一
2019年、ブリの養殖生産量は1,785t・シェア29.9%で日本一です!
通称インドマグロとも言われるこちらは本マグロに次ぐ高級品種で、濃厚な脂味と特有の旨味と酸味が特徴です。
ブリの養殖日本一
2019年、ブリの養殖生産量は26,654t・シェア25.6%で日本一です!
全体的に生産量は横ばいで安定的、長きにわたって鹿児島が首位。
ちなみに天然ブリは長崎県が漁獲量日本一です。
カンパチの養殖日本一
2019年、カンパチの養殖生産量は15,096t・シェア53.0%で日本一です!
2位愛媛のの4倍以近くという圧倒的な生産量です。
うなぎの養殖日本一
2019年、うなぎの養殖生産量は7,086t・シェア41.5%で日本一です!
鰻といえ浜松や愛知県の三河が有名ですが、生産量は鹿児島県の方が多いんです!
温暖な気候、うなぎの養殖に最適といわれる弱酸性の地下水が豊富、種苗となるシラスウナギがが豊富であるなど、ウナギの養殖の条件が整っていることから養殖が盛んになりました。
この他、クロマグロ、ヒラメ、クルマエビが生産量2位でした(2019年)。
鹿児島の日本一の農産物
さつまいもの生産量日本一
さつまいも
2020年、サツマイモの生産量は214,700t・シェア31.2%で日本一です!
芋焼酎の原料になる「黄金千貫」、種子島特産の常に糖度が高い「安納芋」が有名です。
サツマイモが日本に伝わったのは400年ほど前。
琉球(今の沖縄)を経て薩摩(今の鹿児島)でよく作られるようになり、そこから九州地方、そして全国へ拡がったことから、薩摩からきた芋ということで”さつまいも”と呼ばれようになりました。
焼酎は?
1位から転落した焼酎生産量…
鹿児島と言えばサツマ芋、そして芋焼酎のイメージどおり、かつては焼酎生産量が日本一でした。
しかし残念ながら平成27年は宮崎県にその座を譲ってしまいました。
鹿児島の芋焼酎はコクがあってとても美味しいのでこれからも頑張ってもらいたいですね!
お茶の生産量日本一
2019年お茶の生産量は137,300t・シェア38.4%で日本一!
(農林水産省「令和元産茶の摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量」)
お茶といえば静岡県のイメージでしたが、現在はその生産を地道に伸ばしてきた鹿児島県が生産量日本一なんです。
そらまめ
2018年、そらまめの生産量は3,150t・シェア21.7%で日本一です!
ブランド『品種指宿陵西(いぶすきりょうさい)』、『陵西一寸(りょうさいいっすん)』が有名です。
その他の農作物に関する日本一どころか世界一
世界最大の大根
『桜島大根』は重さ10~20kgもある特大の大根です。
2003年に収穫された大根が重さ31.1kg、胴回り119㎝でギネスブックに登録されました。
世界最小のみかん
『桜島小みかん』は女性の手のひらにすっぽり収まる大きさで世界最小のみかんとしてギネスブックに登録されました。
食用豚の飼養頭数日本一
2018年、食用豚の飼養頭数は1,269,000頭・シェア13.9%で日本一です!
さらにブロイラー(鶏)、食用牛も全国2位となっており国内トップクラス。
畜産産出額は北海道に次ぐ全国2位の畜産県です。
日本一の自然
暖かい気候の鹿児島県には、木の「日本一」がたくさんあります。
日本一樹齢の長い屋久杉
屋久島にある「縄文杉」は推定樹齢7200年で、日本一長寿の木です。
「縄文杉」の名前は木の表面のうねりが縄文土器のように見えるからだそうです。
日本一大きいソテツ
種子島の坂井神社にあります。
高さが8m、横幅は12m。地元では「お化けソテツ」と呼ばれているそうです。
日本一大きい幹回りの楠の木
姶良(あいら)市の八幡神社の境内にあります。根の周りが33m、幹回りは24mもあります。
日本一大きいガジュマル
沖永良部(おきのえらぶ)島の国頭(くにがみ)小学校の校庭にあります。
樹齢100年以上で広がった枝張りの直径は22mになります。
日本一大きいお茶の木
霧島市にあります。
この大茶樹は「2代目」で、枯死した1代目を挿し木して育てたそうです。高さ7mのお茶の木としては規格外の巨木です。
日本一大きいエドヒガンザクラ
伊佐市の奥十曽(おくじっそ)にある『エドヒガンザクラ』は推定樹齢600年で高さ28m、幹回り21mになります。
近くで見るとすごい迫力!
鹿児島県は鶴の渡来数が日本一!
鹿児島の出水平野は世界一の鶴の越冬地、冬に到来する鶴の数は1万羽を超えます。
ナベヅルやマナズルなどがシベリアからやってきて、観光客を楽しませてくれます。
こんな日本一もある!
桜島は年間噴火回数日本一
さすが鹿児島!桜島は小さい噴火なら年に100回以上、大きな噴火でも毎年のように発生しています。
2011年には1300回を超える噴火回数を記録しました。
桜島のもくもく煙は鹿児島名物ですよね?
人口あたりのパチンコパチスロ店の数が日本一
人口10万人あたり15,4店という数は日本一!
”他の公営ギャンブルが少ない”・”県民性?”などといわれていますが、その理由は明らかではありません。
志布志(しぶし)市のおもしろ記録まつり
一方、楽しい日本一の記録を作りまくっているのは志布志市の方々。
地域活性化や町おこし、市の宣伝活動等イベントで日本一を目指す取組みに対してそれに必要な旅費、材料費、消耗品費、会場使用料などの経費を補助するという制度があります。
そこで作られた日本一は・・・
日本一長い恵方巻
志布志の商業施設サンポートしぶしアピアにて133.1mの恵方巻を完成させました。
使われた酢飯は180kg、海苔は900枚にだったそうです。
日本一長距離のスイカ割り
ダグリ岬にて行われたスイカ割り大会は、スタートからスイカまでの距離が1キロに及びました。
日本一高いかき氷志布志の商業施設サンポートしぶしアピアにて高さ.8mのかき氷を製作。氷の量は638kgもあったそうです。
日本一大きいベニヤで作った城
志布志城山公園にて高さ22.2m、幅23.6mの「まぼろしの一夜城」を制作しました。
「まぼろしの一夜城」は毎年行われる「秋の陣まつり」では恒例の一大イベントです。
宇宙に日本一近い場所「種子島」
鹿児島のもう一つの顔は宇宙開発の最先端に位置することです。
日本でロケットの打ち上げ施設は鹿児島県にしかありません。
種子島宇宙センターでは暮らしを支える地球観測衛星やデータ中継衛星、宇宙開発のための技術衛星、宇宙の謎を研究するための観測衛星、惑星探査機など数多くのロケットを打ち上げて、日本の宇宙開発に貢献しています。
鹿児島県の日本一まとめ
農業や漁業、大きな自然、そしてそこに住むおおらかな県民の皆様が、鹿児島を魅力的な県にしているんですね!
鹿児島旅行の際には、ぜひ様々な「日本一」に触れてみてください♪