山形

山形県の色んな日本一!さくらんぼから醤油の消費量まで

山形県の色んな日本一から地域の生活が見えてくる!

東北地方の南西部に位置する山形県。

「奥の細道」に出てくる最上川や直江兼続の「愛」の兜が収められている上杉神社など、沢山の歴史的魅力が詰まっています。

また、蔵王ロープウェイや出羽三山など自然や観光も見どころが沢山ありますね。

そんな山形県ですが一体どんな「日本一」のものがあるのでしょう!?知る人ぞ知る山形県の「日本一」を集めてみました!

日本一の生産量

山形は果物や農作物がとても豊富であることがデータから分かりますよ!

サクランボ

2018年の年間生産量14,200tで国内シェア約80%で圧倒的日本一です。

山形県は「サクランボ王国」と呼ばれるほどサクランボの栽培が盛んです。

山形の、季節の寒暖差が大きい気候と、水はけのよい土壌はサクランボつくりに最適な環境なんだそうです。

特に「佐藤錦」はさくらんぼの最高品種として有名ですよね!

西洋梨(ラ・フランス)

2018年の年間生産量17,700tで国内シェア約70%でこちらも圧倒的日本一です。

(2015年年間生産量19,000tでシェアは65.1%)

西洋梨は冷涼で雨の少ない地域を好むので、ほかの栽培地も東北地方に集中しています。

ラ・フランス以外に「シルバーベル」「バートレット」などの品種の栽培も盛んです。

クサソテツ

2020年、生産量が22.0t・シェア 33.2%で日本一です。

それまでは秋田と競合い2位続きでしたがとうとう1位に。

わらび

2017年の年間生産量382t・シェア 約50%で日本一です。

山形県には「わらび狩り」のできるわらび園がたくさんあり、腰掛庵の「絶品わらび餅」も有名です。

タラの芽

2017年の年間生産量49.2t・シェア 約30%で日本一です。

天ぷらにすると絶品!まさに「山菜の王様」のタラの芽ですが、この食べ方の発祥は山形県だとか。

山形県は75%が森林という自然豊かな県、わらびやタラの芽はその恩恵とも言えますね。

日本一の自然

滝の数日本一

山形県には、5m以上の滝が230ヶ所もあり、特に庄内と最上地方の北側には滝が密集しています。

「玉簾の滝」「十二滝」「白糸の滝」「不動滝」「白布大滝」など、見ごたえのある大きな滝が県内山地に点在しています。

山脈に囲まれた地形ならではの「日本一」ですね!

ブナ天然林の広さ日本一

山形のブナ天然林は136,000ヘクタールで全国の15.6%にあたります。

県の7割を森林が占める山形県。ブナの他にもクロマツやタブ林、ハイナラ林など多様な木が分布しています。

日本一の大ケヤキ

東根市の東根小学校校庭にある大ケヤキは推定樹齢1500年、幹周16m樹高28mで日本一の大きさがあります。

すでに真ん中は空洞化しているそうで、真ん中はトンネルになっていますね。

もともとはこの大ケヤキ(雌ケヤキ)の隣に「雄ケヤキ」と呼ばれるケヤキが並んで生えていたそうですが、明治18年ごろ枯死してしまったそうです。

二本の大ケヤキが並んでいる様子はさぞ迫力があったことでしょうね。

山形の日本一の文化と記録

山形県にはユニークな「日本一」がありました!

日本一の芋煮会

山形の日本一の文化と記録1

山形のイベントといえば河原で食べる「芋煮」ですよね!

2006年、山形商工会などが主催した「日本一の芋煮会フェスティバル」では直径6mの大鍋で約30,000食の芋煮を作成しました。

「芋煮専用ショベルカー」で具材を混ぜたりすくったりのパフォーマンスは迫力満点!この芋煮会は2016年で28回を迎えました。

ちなみに山形県山形市は里芋の支出金額日本一、こんにゃくの支出金額日本一でもあります。これはやっぱり「芋煮」のチカラかもしれませんね。

即身仏の数日本一

即身仏とは、飢餓や病に苦しむ人々を救済するために、厳しい修行の末に石室に閉じこもりミイラになったお坊さんのことです。

全国に18体ありますが、山形県にはそのうちの8体が安置されています。

東北の厳しい生活環境と土着の信仰が合わさってこれほどの数の即身仏を生んだのではないかと言われています。

ラーメン消費量日本一

ラーメン消費量日本一

人口あたりのラーメン店の店舗数が山形県は10万人に対し58.07軒で日本一

2位以下の新潟(37.7件)、栃木(37.38件)よりも圧倒的に件数が多く、意外にも日本で一番ラーメンを食べているのは山形県民なのです。

山形県は「そば」が有名ですが、実は山形県のそば屋さんはラーメンもメニューにあるので、県民にとってはそばと同じくらいなじみ深いんですよ。

ご当地ラーメンの種類はたくさんありますが、山形ラーメン四天王と呼ばれる『吉野家食堂』、『ケンちゃんラーメン』、『八幡屋』、『いさご食堂』で提供される醤油ラーメンは特に人気です!

地域の暮らしぶりが伺える日本一

自動車保有数日本一

2014年、1千世帯当たりの自動車所有数が2,118台で日本一(全国平均1,414台)

ちなみに2位は福井、3位は富山と雪の多い日本海側が車所有台数のトップ3を占めました。

三世代同居率日本一

2015年、17 .8%で日本一(全国平均7.1%)

世帯の平均人員日本一

2.94人で日本一(全国平均2.42人)

三世代同居率の高い県はほかにも福井や新潟、富山などがありましたが、共通しているのは「持ち家が多く、敷地面積が広い」「共働き率が高い」ことでした。

広い家があるので三世代同居が可能になり、同居によって子供の面倒を見られる人が増えて女性も働きに出やすくなるようですね。

また、夫婦でそれぞれ別々に仕事で車を使うため自然と自動車の保有台数も増えるようです。

醤油の消費量日本一

2018年、8,544mlで(全国平均5,530ml)で日本一!

2位の鳥取県 6,733mlと大きな差がついています。

ちなみに食塩の消費量は2位

脳梗塞死亡者数日本一

10万人あたりの死亡者数が102.72人(全国平均54.96人)となっています。

都市部にくらべて地方はしょう油や塩、味噌をたくさん使った料理が多いことから高血圧そして脳梗塞に繋がっている様に思われます。

まとめ

日本一を調べてみると、その県の暮らしぶりが見えてきますね♪

山の恵みを存分に受けている山形県ですが、「芋煮」や「ラーメン」など美味しい反面、塩分にはちょっと気をつけた方が!(余計なお世話ですよね汗)

三世代家族仲良く暮らす素敵な風景が浮かんできますね。